ストーリー

リサイクルペットボトルから作られる「Pet Felt(ペットフェルト)」を使用

デフォルムは、リサイクルペットボトルから作られる「Pet Felt(ペットフェルト)」を使用し、デザイン・製造の各工程において廃棄物を最低限に抑えるべく、常に環境思考と経済的改善の両立を見据えているオランダの家具メーカー。柔らかさ、強さ、丈夫さを兼ねそなえ、シンプルかつ持続可能なデザインが特徴の注目ブランドです。

デフォルムの生まれたオランダは、国土の約27%が海面よりも低い土地。
温暖化が進み海面上昇すれば大変な事になってしまいます。
そのようなこともあり、オランダは環境への取り組みが進んでおり、環境先進国と言われています。

デフォルムは、環境問題や生産など現在の標準により製品を開発しています。
効率的に生産し、リサイクル技術を駆使することによって寿命を終えた製品に新しい命を吹き込んでいます。

デフォルムは、機能性が高くデザイン性に優れたプロダクトを好んでいます。
良い製品は人生を楽に、楽しくしてくれます。
デフォルムの開発では、毎日の生活を効率よくする手助けができるプロダクトについて考え、デザインの美しさは、機能の追求の中に存在すると考えています。

“必要性からくる形”

デフォルムは必要性に対し具体的な形を与えます。
条件や機能を事前に明確にし、見た目にも優れた適切なプロダクトを作り上げるように努力をします。

“単純化による調和”

充実した機能と可能な限り少ない装飾でプロダクトデザインを手掛けることで、他のインテリアと調和し、その全体のイメージを損ねません。

“気が置けないもの”

デフォルムのプロダクトがあるだけで、楽しく時間をすごせること。
プロダクトは、美しく、頑丈に作られているだけではなく、カジュアルシーンでもフォーマルシーンでも、どんな時も、いつまでも、使う人が心地よく感じる、そんな時間を共有できる“気が置けない”プロダクトを目指しています。

“ ボトルからチェアへ ”

デザインと生産過程において、常に環境への思慮と経済的効率化の交差するところを見定め、どの過程でも「最小の無駄」という結果を目指しています。
このビジョンはPETリサイクル技術を利用することで実現しています。
「型にはまらない素材選択」と「生産革新」というシンプルな解決策は、プロダクツのライフサイクルと環境への影響を大きく改善できます。

PETについての3つのキー

PETリサイクル技術は、現代のインテリアデザインにおける、持続可能な環境への優しさと環境に対する品質要求への回答の一つだと考えています。

  1. PETは、フォルムアルデヒドのような危険なガスを排出しないので、製造環境・使用環境の安全性を確保します。
  2. 表裏いずれも表面加工されており、片面でも両面でも使用可能で、ピンを刺す事もできます。スリムラインのフレームシステムに向き、使用方法の多様性に対応できます。
  3. 多くの家具は、芯材(家具本体:MDFや段ボール等)に突板(薄い木目シート等)を張り合わせて使用しています。これらは、資材・時間共にコストがかかってしまいます。その点、PETは資材、製造過程がシンプルで、さらに持続可能で環境にやさしく、また、経済的にも魅力的なソリューションを提供できます。
    PETフェルトのシートは革新的な3Dのプレス技術で成型されています。
    水による切断機械。水の高圧ビームでシェルを最終的な形に切り取っています。
    ラウンジチェア「ポッド」のシェルはPETフェルト技術を利用して生産するアイテムの中で、最大級の大きさです。

De Vormの森

オランダのヘルダーラント州の州都アーネムにあるデフォルムのスタジオから15分のところに24,000本以上の松の若木を植え、CO2の排出削減のための森を作っています。

本当に小さな土地で始めたこのプロジェクトは、16年で9ヘクタールまで広がり、本当に大きな森となりました。

LJシリーズの金属加工ワークスペース

 

ロボットが鉄のエッジカットを行うところを、熟練のクラフトマンが厳しい目でチェックしています。メタルフレームは、レーザーカットされたスチールチューブを使用しています。

このワークスペースで中心となるのが、メタルフレームを自在に曲げるロボットです。

LJシリーズの美しくカーブしたラインのシェルを同じ形で支えるメタルフレームは、自動で曲げて創り上げています。少しのズレで製品にならなくなってしまうため、微細なズレがないか熟練のクラフトマンが確認します。

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